住宅街の中に建つ園芸店の倉庫の一部をリノベーション。小さなスケールが広がる一帯に、園芸店の広い敷地が住宅街にゆとりと潤いを与えています。この倉庫は道路との接点に建っており、農園と住宅街を取り結ぶ役割を担えることから、郊外地ではない「都市部の園芸店」としてのブランディングを備えたリノベーションを施すことになりました。
外観は既存外壁を黒く塗装することで、独特の凹凸パターンが強調された、住宅街にふさわしい品のある印象に仕立てることに成功しました。また内部は倉庫らしい木質空間としつつも、柱や梁といったフレームを黒くすることで、倉庫の空間を支える要素を可視化することで、倉庫らしさを失わずに締まりの効いた都市的な空間を目指しました。





2024年10月
立地:横浜市瀬谷区
主用途:倉庫・打合せ室
設計種別:改修(リニューアル)
構造種別:木造
延床面積:40.57㎡(建物全体115.10㎡)